欲しいスニーカーのはなしをする

栄とチーム8が好きなおたく主婦。末永桜花ちゃんオキドキ!

もっとを君を守れるように

私が初めて彼女を見たのは、7期生オーディションで候補生一覧を画像がアップされたときだった。

 

たくさんの可愛い女の子が並ぶ中、一際写真の写り方が1人だけ変わっていたような気がして目を惹いた。他のみんながまだ写真に撮られられていないのか、頑張って笑顔を作っていたり、緊張していて真顔になっている子が多いのに、1人だけしっかり自分の魅せ方をわかっているような写真だった。ポージングもキッズモデルみたい。名前をぐぐってみると、私でも知っているような小学生女子向けのブランドのキッズモデルオーディションの画像が引っ掛かった。手脚長いな、顔ちっちゃいな、髪の毛もすごく長い。やっぱりそうか、この異様にプロっぽい感じは経験者なのか。今までのSKE48には全くいないタイプだ。

以前私がSKE48で1番好きだった彼女は、今は女性向けファッションブランドのプロデューサーをしている。昔よりずっとずっと女性のファンが増えていて、好きなこと、憧れていたことを叶えて仕事をしている彼女は楽しそうだ。とても嬉しかった。でも時折思うことがある。あの子がいなくなったあとのSKE48には、アイドルに興味がない子でも憧れる、AKB48でいえば板野友美さんのようなファッションリーダーって少なくなってしまったな、少しだけそれが寂しいような、それもまたSKE48らしさといえばそうかもしれないんだけれども。

そんな思いを日々抱えていたところだったので、私は7期生オーディションの投票ページで「末永桜花」とプルダウンで選択し、投票した。

 

 

「私達はSKE48、7期生です!ここで一曲披露させていただきます!」
元気いっぱいだけれど、緊張した声が劇場に響き渡った。ピンクの制服風衣装を身にまとった彼女たちが初々しく、たどたどしくパフォーマンスする姿はとってもキラキラしていた。その中に、私が投票したあの子もいた。2列目、まあまあいいポジション。ダンスは未経験なのかな?飛び抜けてうまいとは思わなかったけれど、やっぱり手足の長さとぶんぶん振り回す長い髪は目に留まる。まだ垢抜けていなく、髪型も制約が多い研究生の中で、身体的に目立つ彼女は優位だ。このままここを維持してくれたらいずれは…と思いながらDMM配信を見ていた。

 

初めての研究生公演が始まった。
Partyが始まるよ公演は、AKB48初めての劇場公演の演目なだけあって、よく研究生公演で選ばれる会いたかった公演よりは、みんなが比較的平等な機会を与えられているものだ。当時研究生は16人以上いたので、まずは初日に選ばれることが大事だったが、お披露目のポジション見る限りは大丈夫だろうなとあんまり心配していなかった。それでもやはり「スカート、ひらり」というユニット曲は運営推されの子がやることが多く、一つの指標になっている。彼女は初日公演に無事出演して、ユニットはクラスメイトだった。スカート、ひらりには選ばれなかったけれど、クラスメイトという彼女の脚の長さがきれいに見える制服衣装はとても似合っていて可愛かった。

 

ドラフト2期オーディションと、SKE48でもかなり久しぶりかつ初の研究生公開オーディションを同時期にやったせいか、いつの間にか彼女たちは7D2と呼ばれ始めていた。呼称がつくというのは、知名度を得るのに重要なポイントだ。7D2の子たちは今までの先輩が羨むくらい、比較的加入当初から仕事を頂いていた。
その中でも特にすごいなって思っていたのがAKB48SHOW出演とAKB48劇場出張公演だった。それだけ注目されているんだな、嬉しいな、48SHOWだとテレビで見れるからちゃんと録画セットしておかなきゃ、劇場公演は当たる気はしないけれど、一応遠方枠から投げておこう、発表されたときからかなりウキウキで準備していた。

 

だがしかし、そこに末永桜花さんはいなかった。

 

この頃私はチケットセンターの推し登録を末永桜花に変え、河西智美が卒業してSKE48だけ好きになってから今まで長いこと空白だった1推しと言える存在ができて間もなかった。思い知った。当たり前であると思ったことが当たり前でないことを。普通与えられるべきものであることが、どれだけ幸せだったのかということを。

研究生を推すというのはこういうことなんだな、と。

 

研究生公演も2回に1度の出演だった。同じポジションを担当する子とかわりばんこ。ただ、外で16人出演するときは、もう1人の子が出ることのほうがずっと多かった。悔しかった。納得するだけの人気がその子にはあって、今はまだ足りてないということがわかっていただけに。

 

バイルメールが始まってから、私のメールボックスはいつもいっぱい。1日6~7通ほど送られてきていた。朝の挨拶、お昼ごはん、時々グルメや豆知識、そして返信。学生生活と両立で大変なのに、こんなに豆に送ってくれるなんて、きっといっぱい努力してくれているんだろう。多少画質が悪い自撮りはご愛嬌、でもおそらくお母さんやお父さんが撮ってくれたであろう写真が見れるのが嬉しかった。アイドルではない普段の彼女を見れるなんてそうそうにないからだ。
ブログはモバメとまた違った内容を載せてくれていた。何回か更新してくれたところで、少しずつだが話題になってきた聖地巡礼したであろう写真。本文ではあまり触れないまま写真を載せることが多くて、ファンは今日の写真はどこのだ?と調べるのが楽しかったと思う。数日に1回のブログも、更新を心待ちにするくらい楽しみだった。

 

こんなに頑張ってくれていて、こんなにSKE48を愛してくれている子だから、いつかは見つかるはずだ。まだ13歳、すごく若い。心折れないでいてくれさえいたら、見つかると同時に1番いい時期が来るはず。それまで私もちゃんと応援しよう。何か貢献できることないかな、そう思わせてくれる子は初めてだった。

 

流れがきたのは思ったより早かった。
それほど毎日を充実させてくれたのだと思う。

 

2016年1月にチームK2ラムネの飲み方公演に初アンダーデビュー。それが世間一般でいう"見つかった"現象の始まりだったと私は覚えている。
チームSチームEの公演にもすぐ出演し、いつも人が足りない公演のアンダー欄には彼女の名前があるようになった頃、程なくしてシングル個別が全完売した。

 

波が来ていたけれど、彼女は慢心することなく、むしろもっともっと努力をしているように感じられた。

 

金の愛、銀の愛研究生バージョン、美浜海遊祭での研究生曲センター、推しのセンターがこれほど嬉しいものだと、初めて知った。

 

 

2016年11月20日。
前日に末永桜花さんのソロコンサートを現地で見て帰ってきた私は、結構な疲労困憊で、お家で1日休んでいようかなと思っていたのだが、なんとなく予感がしてスマホで近くのライブビューイングのチケットを取った。楽しかったコンサートだったし、きっと推しがいなくても楽しめるんじゃないか、それだけで行く価値はある、とはやる気持ちを抑えて映画館に向かう。
14人それぞれの演目を見て笑いと感動に包まれながら、時折時計を気にしていた。トリである松井珠理奈さんのスタート時間が20時すぎ、これは最後にメンバー全員出てこれるなって。思惑通り、1日目昼公演のメンバーがメドレーを歌い始めた時、私はすでに泣いていた。ハンカチを取り出して目以外を覆いながら流れる涙を染み込ませていた。

 

発表された瞬間はなんだか昨日なのによく覚えていません。それまでのことが走馬灯のように再生されて、頑張ったね、少し報われてくれたかな?応援していてよかった、これからも楽しみなことばかりだ、ぐるぐる思考回路が切り替わっていっぱいになった。画面に映った末永桜花さんの涙はとてもきれいだった。あんまり泣かないあの子が流す涙が、嬉し涙でよかった。

 

 

末永桜花さん、チームE昇格おめでとうございます!
そして、これからもずっとずっと応援させてください、幸せをありがとう。